夏の終わりのジンジャーシロップ1

 息子の中学の夏休みが終わり、部活の終った彼は、どうやら、受験生Lifeに突入している・・・

・・・はず?!です。

 

私は1ヶ月ぶりに、「普通の生活」に戻り、

でもなんとなく、「受験生って、どういう生活するんだろう??」

・・・と、ビクビクしている部分も有り・・・。

 

息子は2人目なので、お兄ちゃんの時にも、「受験生Life」は体験済みのはずですが、

何しろ、兄ニ(ニイニ)は、破格!だったんで、

あんまり・・・というか、全く参考になりません。

 

兄に比べて、弟はまだ⁉普通⁉な感じですが、

まあ、私の息子ですから、いずれにせよ、ユニークでは、あります。

 

昭和の私の時代の事は、あんまり参考にならないし、

そもそも、「そういう話は、絶対に聞きたくない!」と、言われてしまいますから

 

まあ、私にとって、「次男の受験生Life」は、

ちょっぴり新鮮なんです。

 

 さて、4月から、FM清水マリンパル 第3,第4,第5木曜、11:25~11:40

夏木かおりパーソナリティーの「キラキラボックス・The Mind 」に出演させていただき、

早、5か月が過ぎてしまいました。

 

本来であれば、最初からその都度、内容をブログで見ていただける様にするべきでしたが、

バタバタしていて、申し訳ございませんでした。

 

ですので、今回から、なるべく内容をブログで見ていただける様

なるべく、過去に振り返って、やって行きたいと思います。

 

今回は、「夏の終わりのジンジャーシロップ」の件ですが、

大変、「今」の内容ですので、まず、お読みいただきたいと思います。

 

なぜかと言うと、私達が静岡で夏場、普通に目にしている「生ショウガ」

これは、実は「静岡の特産品」で、今が旬!だからです。

 

そして、どうやら、お隣の愛知県や神奈川県、首都圏や関西では、あまり出回っていないらしいのです。

(いえ、正確には、関西、名古屋などには、高知県産、和歌山県産などの「おショウガ」が、

大変高額で、販売されているそうです・・・静岡の農家さんも、商魂逞しく⁉なられるチャンスがありそうです?!)

 

「久能の葉ショウガ」は有名ですが、

静岡は、久能でなくても、ショウガの栽培には、かなり適している土地の様です。

このような静岡で、私達は、年間を通じて入手できる古根ショウガだけでなく、

春~夏に出回る「新ショウガ」を、「お安く❣」入手する事ができます!。

 

「新ショウガ」は、3~4月頃から、出回ってはおりますが、この頃は、まだ、

「おショウガ」で、高級です・・。

 

しかし、8月の終わり・・・つまり、今頃になって来ますと、

「新ショウガ」も、終わりの時期になって参りますので、

お値段も、かなり可愛く参ります❣

ですので、静岡にお住まいの方は、ぜひ、この時期、お安くなった「新ショウガ」をお買い求めいただき、

この、「夏の終わりのジンジャーシロップ」・・・を、お作りいただきたいモノです。

 

作り方は、とっても簡単❣

 

用意するモノ   

・新ショウガ・・・100g

・キビ砂糖、てんさい糖、三温糖、黒砂糖など・・・100g

・水・・・500ml

・摘下みかん、すだち、かぼす等・・・滴下みかんだったら5個ぐらい、すだち、カボスなら、1個。

・スパイス類・・・シナモンパウダー・・・お好みでたっぷり

         クローブ(丁子)・・・2~3個(多すぎると、大変なことになります!)

         八角(スターアニス)・・・2~3個

         カルダモン(あれば。なくても可)・・・2~3個

・お弁当箱型保存容器・・大、1個

・大鍋・・・1

・筒形保存容器・・・大、1個

 

1,まず、「新ショウガ」を入手します。・・・今でしたら、1g1円ぐらいのモノがあると思います。

 (私はJA自慢市で買います)

2,「新ショウガ」は、土を落とし、スライスし、用意しておいた「お砂糖類」をまぶし、

  お弁当箱型保存容器に入れ、一晩置きます。そうすると、かなりの水分が出ます。

3,翌日、大鍋に、2を全て一緒に鍋に移し、水と、用意したスパイス類を入れ、沸騰させます。

  目安は7分くらいですが、室内温度、湿度、気圧等により、掛かる時間が違いますので、

  ショウガの「ツン」とした芳香がしてきたら、火を止めるタイミングです。

4,火を止めたら、蓋をしたまま、荒熱が取れるのを待ちます。

  この間に、かんきつ類(摘下みかん、すだち、かぼす等)の果汁を絞っておきます。

  (鍋の蓋を開けておくと、ショウガの香りが飛んでしまいます。)

5,4の荒熱が取れたら、絞っておいた果汁を鍋に入れます。

6,5を、全て一緒に(ショウガスライス、水分)筒形保存容器に入れます。

  上手に保存すれば、1年間くらい保ちます。

 

飲み方は、6の容器に保存したシロップを、5倍ぐらいに薄め、

夏は炭酸割りで、ジンジャーエールとして、

冬はホットでお飲みいただけます。

 

一般のレシピでは、かんきつ類の果汁として、「レモン」と記されているモノが多いですが、

この時期、静岡では、レモンは、あってもハウスものです。

逆に、「摘下みかん」は、農家さんが、8月に、みかんの摘下

(秋冬に大きな実を収穫するために、枝に付いた小さな実の中から、1つだけ残し、他を落とす作業)

を行いますので、その滴下されたミカンが販売されていたり、

或いは、農家さんが分けてくださったりする場合があります。

(農薬をかけた直後に滴下するので、皮は使用しません。)

 

また、「スダチ」や「カボス」が出回り始める時期でもありますので、

そういったかんきつ類の果汁をご利用いただけると、嬉しいです。

 

 ショウガは、身体を温め、血行を良くし、殺菌作用、胃腸や喉の調子を整えてくれますし、

使用したスパイス、(シナモン、クローブ、八角、カルダモン)も同じ様に、

血行促進、殺菌、胃腸と喉の調子を整える・・・という作用があり、昔から、「冬の定番スパイス」として

洋の東西を問わず、珍重されてきました。

(ヨーロッパでは、中世、ジンジャーやクローブを求めて、インドネシアに向けて、船が出されました!)

 

 

この時期、このジンジャーシロップを作って、お飲みいただくことで、

秋冬、身体を温め、健康維持に、一役買わせていただく事ができましたら、嬉しいです。

 

また、ジンジャーのお花は、ウコンなどに似ていて、

見た目も美しいですが、芳香が素晴らしいです!

 

静岡でしたら、南部はどこでも栽培しやすいと思います。

地植えはもちろん、大きめのプランターで、春に種ショウガを植えて、栽培可能ですので、

ぜひこちらも、チャレンジしてみてくださいネ❣